用語辞典Glossary

焼入れ(やきいれ)

一旦、加熱、保持したものを急冷するもので、常温の水や60℃~80℃の油で冷やすことが多い。刃や刃物の焼入れはよく知られている様に、硬度、耐摩耗性を得ることができるが、反面もろくなったり、残留応力が生じ、条件によっては焼割れ、焼曲がりが発生する。鋼の硬さを増大させる目的で行われるが、物性が低下するので、粘り強さを得るために、焼入れ後には焼戻し(tempering)を行うのが一般的であり、両者をまとめてQT 処理と呼ぶことがある。

【編集者コメント】 人間も金属も焼入れして、固くなっていくのですね・・・世の流れです。硬すぎるのもどうかとは思いますが、金属に人生を感じた一瞬でした。
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